ヘヴィメタルの分野に「クサメタル（Xa-Metal）」という日本独特のジャンルというか名称があるのはご存知でしょうか？
「クサメタル」とは元々は「クサいメタル」からきているのですが、この「クサい」というのはもちろん「匂い」ではなく、「メロディ」や「世界観」や「大げさな展開」などを意味し、主にメロディックスピードメタルのバンドに多く存在します
北欧やヨーロッパのバンド（北欧メタル５カ国記事）にこの傾向は見られてRHAPSODY OF FIREやSONATA ARCTICA、DARK MOOR、HEAVENLY、SKYLARKなど強烈に哀愁を持つメロディとあまりにも壮大なスケールの世界観とやりすぎなギターソロやコーラスなどが「クサメタル」と言われます
ニコニコ動画などのコメントではこのようなクサメタルバンドの楽曲の場合は「クサすぎる！」「異臭騒ぎ！」「ファブリーズもってこい！」などが飛び交いますが、これはメタラーのみなさんがガッツポーズをしている証拠です（笑）
メタラーは最高レベルの尊敬と歓喜の表現として「クサメタル」と呼んでいるのです
最大の愛を込めて「クサメタル最高！！」
もちろんわたくしも「クサメタル」信者の１人でございます
今回はそんな中でも北欧やヨーロッパの「クサメタル」には負けない「日本のクサメタルバンド」をご紹介させていただきます！
■ヘヴィメタルを初めて聞く方
■日本のヘヴィメタルバンドが好きな方
■とにかくクサメタルが好きな方
この記事は現在の「ヘヴィメタル（HeavyMetal）」CD保有枚数は約１５００枚のメタル（@NEMMETAL325）がおすすめします！
そもそも「ヘヴィメタルってなんだ？」というヘヴィメタル入門者の方にはまずはこちらをご覧になることをオススメします ↓
⚠️「クサメタル」の定義には個人差あるとは思いますが、ここではわたくしが感じた「クサメタル」をお聞きくださいませ！
■Dragon Guardian
ファンタジーRPGヘヴィメタルバンド
「Dragon Guardian（ドラゴンガーディアン）」
→オフィシャルTwitter ギター・勇者アーサーさん（@DragonGuardianA）
「 Dragon Guardian」は２００7年に勇者アーサーが始めたメロディックスピードメタルプロジェクトでアニソンとメロスピが融合したバンドでアルバムのコンセプトごとにヴォーカルも変化していき、日本の「クサメタル界」の代表とも言われる存在
曲中に「セリフ」が組み込まれた楽曲などもあり、クサさ全開で突っ走ります！アニソンやRPGゲームなどが好きな方には特にオススメです！
後、アルバムはコンセプトアルバムになってますので最初の曲からストーリー（歌詞）を考えながら聞いてください（笑）マジで。
■MinstreliX
叙情的美旋律メロスピバンド
「MinstreliX（ミンストレリックス）」
→オフィシャルTwitter（@MinstreliX_O）
２００４年にのギターのTakao（@TakaominstreliX）とヴォーカルのLeo Figaro（@leofigaro）を中心に結成。
メンバーチェンジをしつつインディーズで現在も活動する日本を代表するクサメタルバンドで通称「ミンスト」
ヴォーカルのLeo Figaroさんは「クサメタル界」代表のヴォーカリストと言ってもいいぐらい様々なバンドや楽曲に参加されておりますので、日本のクサメタルを語るならLeo Figaroさんは外せないでしょう！
■GALNERYUS
正統派メロディックスピードメタル王
「GALNERYUS（ガルネリウス）」
→オフィシャルTwitter（@GALNERYUSOFFIC2）
２００１年にギターのSyu（@Galsyumcr）と前ヴォーカルのYAMA-B（@YAMA_B）を中心として大阪で結成。
その後メンバーチェンジをしつつ２００９年に「You’re the Only」でミリオンセラーをだし、紅白歌合戦にも出場した小野正利（@onomasatoshistv）をヴォーカルに迎える
「クサメタル」と称されるクラシカルな部分やギターのSyuさんのソロはもはや神業レベルですごいです！とにかく演奏陣のテクニックもむちゃくちゃうますぎてヤバすぎ！
日本のメロスピは「GALNERYUS」がいれば安心！
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■Zemeth
哀愁歌謡ノスタルジックメロディックデスメタルプロジェクト
「Zemeth（ゼメス）」
→オフィシャルTwitter（@zemeth_obstacle）
「クサメタル」の定番のメロスピではなく「メロデス界」からの参戦ですが、とにかく泣きと哀愁が漂うメロディーがたまりません！クラッシックの要素から民族音楽的な要素までとにかく「クサメタル」ファンがガッツポーズしてしまいそうな楽曲のオンパレードです！
詳しくはZemethという最高のメロデス｜慟哭と泣きのメロディ
■Unlucky Morpheus
メロディックスピードメタルバンド
「Unlucky Morpheus（アンラッキー・モルフェウス）」
→オフィシャルTwitter（@ankimo_official）
Unlucky Morpheus（通称あんきも）は２００７年ごろに「LIGHT BRINGER」のヴォーカルFukiと「妖精帝國」などのギター紫煉（シレン）の２人が始めたプロジェクト
Unlucky Morpheusをもっと知りたい方はこちらの記事へ⬇︎
ちなみにGALNERYUSのギタリストSYUさんのソロアルバムでゲストヴォーカルとしてFukiさんが登場しております「クサメタルコラボ」かっちょいいー
Syuさんのソロ・アルバム「VORVADOS」
■SKYWINGS
究極の美旋律メロディックスピードメタル
「SKYWINGS（スカイウイングス）」
→オフィシャルTwitter（@SKYWINGS_info）
結成年やメンバーの詳しいプロフィールなどは謎のままだがとにかく究極の美旋律をテーマに「メロスピ」を奏で続けており「クサメタル」の称号が似合うバンドでございます！
ちなみにSKYWINGSのキャッチコピーは「人類にはまだ早過ぎる美旋律バンド」
メロスピ＆クサメタル好きなら絶対に外せない美旋律バンド
■Veiled in Scarlet
クサいメロディがたまらないメロディックデスメタルバンド
「Veiled in Scarlet（ヴェールド・イン・スカーレット）」
→オフィシャルTwitter（@VeiledinScarlet）
２０１０年に元「SERPENT」のKeijaによって立ち上がられた新バンドで、メンバー交代などを繰り返しながら現在も絶賛活動中！
クサメタルのメロデス代表だった「SERPENT」の魂を受け継ぎとにかく「メロディ」がいいんですよねー「Keija節」というか、わたくしKeijaさんが在籍していた「SERPENT」も大好きでこちらの「クサメタル」メロディ全開です！！
■美しいメロデス【Veiled in Scarlet】泣きのメロディ
■KNIGHTS OF ROUND
クサメロを極めたメロスピバンド
「KNIGHTS OF ROUND（ナイツ・オブ・ラウンド）」
→オフィシャルTwitter（@YKNIGHTSOFROUND）
２００３年にギターのYAZIN（@YKNIGHTSOFROUND）を中心に結成。
「円卓の騎士」というバンド名からもわかるように、ライブでは客席にソードを配りファンタジックな世界観が魅力的で「クサメタル」のお手本のようなバンドで、とにかく「クサい」メロディが最高すぎてクセになります！
■Roman so Words
ドラマティック＆メロディアス＆ロマンのメロスピバンド
「Roman so Words（ロマン・ソ・ワーズ）」
→オフィシャルTwitter（@RSW_Information）
Yui（@Yui_SynthKey）と己稀（@JeMhRsw）による物語音楽ユニットでとにかくロマンティックでドラマティックでクサいメロディーが全開！
クサメタル度は薄いかもしれませんが「世界観」が素晴らしいですね
ちなみにヴォーカルの己稀さんは「Octaviagrace（@Octaviagrace_）」というバンドでも活躍中
２つのバンドともに大注目です！
■【2019注目】日本のヘヴィメタル女性ヴォーカル＆バンド新星
■Nameless One
京都出身のクサメロディックデスメタルバンド
「Nameless One（ネームレスワン）」
→オフィシャルTwitter（@NamelessOne666）
京都を拠点に活動する５人組のメロデスバンドですが情報があまりなく、詳しいバンドコンセプトが知りたくて公式HPのBIOGRAPHYを見てみると…
Nameless Oneというバンドができたきっかけは…
魔術の源となる”エーテル”が噴き出す力場を奪い合う戦争の中で、各国の技術者は様々な魔導兵器を生み出した。その中でも飛び抜けて猛威を振るったのは人工の兵器ではなく”魔導書”である。エーテルが噴き出す力場付近では、しばしば魔界からの漂流物が発見されることがあり、人々にとってはこれが人間界に存在しない資源や強力な魔導書を手に入れる貴重な機会となった。（以下続く）
ここからもわかるように…「異世界で戦うファンタジーメロデス」ということでかくコンセプチュアルでアニソン感やファンタジー感が満載でまさに「クサメタル」となっていてMVではなぜかよく戦います（笑）
■IRON ATTACK!
クサメタル中のクサメタルバンド
「IRON ATTACK!（アイアンアタック）」
→オフィシャルTwitter（@AttackIron）
「IRON ATTACK!」は２００６年にギターのIRON-CHINO（@ironchino）を中心に結成され同人ゲーム「東方project」シリーズの楽曲をヘヴィメタルアレンジしたカバーなどで「クサメタル界」では超有名
ちなみに「ワールドツアー」も行うほど海外での人気も高い！
IRON-CHINOさんはこの他にも様々なプロジェクトをされていて、ヨーロッパで活動されております！
■AZRAEL
日本のメロディックパワーメタルバンド
「AZRAEL（アズリエル）」
→オフィシャルTwitter（@Azrael_Official）
結成２５年という日本の「クサメタル界」を引っ張ってきた超ベテランバンドですが、「AZRAEL節」とも言われるメロディはメロスピやパワーメタル、そしてクサメロが好きな方は必ずチェックしていただきたいですねー
詳しくはこちらの記事へ⬇︎
■Phantom Excaliver
青春の愛すべきクサメタルバンド
「Phantom Excaliver（ファントムエクスカリバー）」
→オフィシャルTwitter （@PX_official）
「Phantom Excaliver」は２０１２年にKacchang、Matsu、Die-goroを中心に結成され、メタルで世界の安定と平和を目指すために立ち上がった勇者４人組バンド
かなりアグレッシブで、「おバカ」な感じがしますが演奏力も高く、ヘヴィメタルバンドとしての評価も非常に高くデスヴォイスとハイトーンヴォイスの融合で素晴らしい「クサメタル」となっています！
「世界観」がバンド名からも「聖剣」となっているので「クサメタル」ということで（笑）
■GYZE
日本が世界に誇るメロディックデスメタルバンド
「GYZE（ギゼ）」
→オフィシャルTwitter（@OFFICIAL_GYZE）
２００９年に北海道の札幌でギターボーカルのRyojiとドラムのShujiの兄弟を中心にしてバンドを結成し東京進出をきっかけに２０１３年にイタリアのレーベルからメジャーデビュー
おそらくわたくしのブログに最多出場の「GYZE」さんですが、本当に好きで泣きのメロディとスピードが最強なんですよねー
さらにクラッシックをギターで弾いたとんでもない動画もあります、指がすごすぎてよーわからんですけど
GYZE関連記事
■時空海賊SEVEN SEAS
時空海賊クサメタルバンド
「時空海賊SEVEN SEAS（じくうかいぞく・セブンシーズ）」
２００９年に惜しくも解散した「時空海賊」がコンセプトのクサメタルバンド
チープなMVやバンドのコンセプトも大好きで、CDも全部持っておりまして解散した今でもよく聞いております大好きなクサメタルバンド！
その後何度か復活ライブなどを行っており、紅一点ギターのEITA（@eitahime）さんや、他のメンバーも各方面で活躍中とのこと
ギターうまー
■Shiver of Frontier
叙情美シンフォニックメロディックメタルバンド
「Shiver of Frontier（シバー・オブ・フロンティア）」
→オフィシャルTwitter （@sof_metal）
２０１０年に元「Divine Wind」のメンバーで結成されたシンフォニックメロディックメタルバンドで、透き通るようなハイトーンヴォイスとクサメロな展開でガッツポーズしちゃいますね！
公式動画にあったHELLOWEENの名曲「Eagle Fly Free」のカバーはおまけで！
まさに名曲でメロスピの帝王ですな
■まとめ｜日本のクサメタル【保存版】
最大の愛を込めて日本の「クサメタル」をご紹介させていただきました
正直、選びきれない状態で他にもたくさんご紹介したいバンドはあるのですが、まずは今回のクサメタルバンドをじっくりお聞きくださいませ！
まだヘヴィメタルを聞いたことがない方も、少しでもヘヴィメタルにも興味を持っていただいた方も、こちらのブログで随時ヘヴィメタル記事を更新していきますのでチェックお願いします！
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